Moonsault Space - 3ページ目 (5ページ中) - 鎌田東二オフィシャルサイト別館 3rd page

未分類 2025年1月23日

2003/2 満月

拝啓鎌田東二先生お返事遅れてしまって申し訳ありません。明日が満月なので、ちょっとスケジュール狂ってしまいましたね。ときどき、僕の怠慢病が出てしまいます。さて、フィリピンのお話、とても興味深く読ませていただきました。野生の聖性を持つ人々と出会うのは、こちらのほうもよほどしっかりとしていないとだめでしょうね。そういう人たちは見抜いてしまいますから。人間の本質というか生命の力のようなものを。本など読んだり書いたりしてしまうような「ビョーキ」の僕などは、意識してそういう生命の現場に触れる勇気を出さないとだめなんだと感じます。僕はそういう「野生」をとっくにどこかに置き忘れてしまっているようでコンプレ……

未分類 2025年1月23日

2003/1 満月

拝啓鎌田東二先生いよいよ03年ですね。新しい年はどんなふうになるのでしょうか。僕のほうは、お正月は京都で過ごしました。まだ二つの姪(双子なんです!)に会ったり、友人と久しぶりに時間を過ごしたり。でも、最近はコンビニもありますし、デパートも元日から営業してしまうところもあるし、なんだかお正月という気がしないものですね。便利になったのはいいけれども、少し寂しいような気もしてしまいます。さて、年を新たにして、最近の星の動きにいろいろな連想を働かせています。今年は天王星が水瓶座から魚座へと移ります。また、土星は蟹座へ。とくに印象的なのは、天王星が魚座へと入ることです。天王星は、太陽系を84年で一……

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2002/12 満月

拝啓鎌田東二先生早くも今年がくれようとしています。本当に早いものですね。僕のほうは引き続き年末進行に追われておりますが、先生はその後お元気でいらっしゃいますか?先日行われた、井村先生とのイベントはとても楽しかったですね。井村君江先生は、大病を見事に克服されて、完全復活。本当にスーパーウーマンですよねえ。いや、妖精が背後についているから、当然といえば当然なのでしょうか。さて、あの夜の鼎談では、「妖精」と「カミ」と「星」について語りあったわけですが、本当に共通点が多いものだなあと感じさせられました。学問的にはそんなに簡単なことを言っては危険なんでしょうが(文化の多様性は大事にしなければいけ……

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2002/11 満月

拝復鎌田東二先生お手紙ありがとうございました。また、先日は僕たちの本『心の中の「星」を探す旅――わたしって本当はなんだろう』(PHP研究所)の打ち上げでお目にかかれて、とてもうれしく思いました。先生のご紹介のお店、とてもおいしかったですね。僕のほうは、占いの仕事が一番忙しくなる季節を迎えています。たくさんの雑誌が「03年の運勢」特集をいっせいに組むからです。女性雑誌を中心に、さまざまなところで記事を書いています。また対談の仕事などもたくさんあります。こうしたものを順次こなしてゆかなければ、というふうに思っています。ポップな星占いではありますが、しかし、そのなかで、読者の方に、少しでも自分を……

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2002/10 満月

拝啓鎌田先生お手紙ありがとうございました。イギリスから戻ってきてすぐさま、年末の原稿ラッシュに巻き込まれています。あののんびりした時間はなんだったんだろうか、と。さて、前回の先生のお手紙は本当に心に染み入りました。そして、さまざまなことを考えさせられました。恥ずかしながら、最近まで僕はモノカルチャーのなかで生きてきたように思います。離婚したとはいえ、両親には物心両面の意味で何不自由なく育てられ、高い学歴を与えていただき、周囲の友人たちもそういう意味では成功者であったり、教養があったり、面白い人たちなのです。ここ数年になってやっと、僕とは違う世界の若者達と交流するようになり、そのおかげで、……

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2002/9 満月

拝啓鎌田東二先生すっかりお手紙を出すのが遅くなってしまいました。満月のときにお手紙を交わすお約束でしたのに、守れなくて申し訳ありません。海外出張のあとの事後処理やらなんやらでばたばたしておりました。お詫び申し上げます。さて、その出張なのですが、イギリスを訪ねておりました。毎年9月には英国占星術協会の年次大会が開催されることになっており、学生時代以来、ほぼ欠かさずに出席してきたのですが、ここ2年ほどはアメリカでの別の学会とスケジュールがぶつかってしまったことや例のテロの影響などで、渡英できない期間がありました。久しぶりに訪れたイギリスはなんだか少しさまがわりしていて、驚きました。景気の良さ……

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2002/8 満月

拝啓鎌田東二先生あれほど暑かった今年の夏ですが、今日はもう風に秋の気配を感じます。季節の移ろいは本当に早いものですね。前回のお手紙は旅先からだったこともあって短いものだったので、新月のあたりにもう一通お手紙を書こうと思っていたのですが、旅行後のあわただしさと、あの暑さにかまけてお約束を果たすことができませんでした。どうかお許しくださいませ。さて、いただいたご著書『平田篤胤の神界フィールドワーク』(作品社)、大変面白く読ませていただきました。国学については全く知らない僕なのですが(僕の友人の占星術家によると、僕のホロスコープでは学びの惑星・水星が小惑星<オキシデンタル>と角度を取っているた……

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2002/7 満月

鎌田東二様お元気ですか?先日、偶然にも新宿のコーヒーショップでお会いしたことには驚きました。その折に頂いた御著書『平田篤胤の神界フィ-ルドワーク』(作品社)、大変面白く読ませていただいております。実は今、フロリダにおります。オーランドで開催されているUAC(UnitedAstologyConference)という占星学の大会に出席するためです。アメリカの三つの大きな占星学団体の共催で、3-4年に一度行われるこのイベントには、700名―1000名の占星術家が顔をそろえます。僕も久しぶりに世界の多くの仲間たちと再会して、いささか興奮している次第です。前回、女性性についてお話したいと申しま……

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2002/6 満月

拝啓鎌田東二さままたまた、満月ですね。昨日今日は急に涼しくて、寒いくらいです。うっかりすると風邪などひいてしまいそうですね。先生はお変わりありませんか。ところで、先日、久しぶりにお目にかかってゆっくりとお話できたのは、とても幸せでした。ちょうどこのムーンサルトレターの1周年をしめくくる、というかんじでしたね。これまでレターの交換で扱ってきたテーマ、そう、グノーシスとか永遠の少年、翁の問題などについてあらためてまとめてお話することができたのは、僕にとって考えやイメージをまとめなおすことにつながって、ありがたい機会でありました。それにしても初めて先生に横浜の朝日カルチャーセンターでの対談講座……

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2002/5 満月

拝啓おばあちゃん子の鎌田東二先生もうすぐ満月ですね。次の満月は、占星術家にとっては特別な満月です。今回の満月は月蝕なのですが、その月蝕の時間とほぼ同時に、土星と冥王星が正確に180度の角度を形成します。土星と冥王星は昨年から地球を中心にして真向かいの位置にあって、全部で3度にわたって正確な180度を形成します。この満月は、その最終回と合致します。お手紙では何度も書いてきましたが、昨年のテロ事件などは占星術的なシンボリズムでは土星と冥王星のこのコンビネーションと合致しているのです。信じるかどうかということを別にして、占星術レンズを見てみると、土星と冥王星のコンビネーションは「抑圧されていたも……