未分類 2025年1月23日

2005/3 満月

拝啓鎌田東二先生大変、大変ご無沙汰していて申し訳ありませんでした。忙殺、というほどでもないのですが、なんとなく慌しく過ごしていて、いったん穴をあけてしまうとそれがプレッシャーになって、また筆が取れない、という悪循環にはまっておりました。すみません。僕のほうはここ数ヶ月、いろいろ新しいことに挑戦、もとい、流されていろいろやっておりました。今は一段落したのですが、テレビの仕事が増えたというのもありました。TBSのお昼の番組「きょう発プラス」では、毎週金曜日にその週の星まわりやら西洋の歳時記的なことをお話しています。また、1月から3月までレギュラーで出演していたCX系の「グータン」という番……

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2004/10 満月

拝啓鎌田東二先生またしても締め切りを大幅に過ぎてしまいました。あきれられてしまっているかもしれませんね。申し訳ありません。結局、楽しみにしていた英国での学会にもいけず、日々をあわただしく過ごしております。9月27日から始まったテレビでのレギュラーコーナーなどやらサイン会からで、今年の秋は例年以上にあわただしいかんじなのです。重ねてお詫び申し上げます。さて、『呪殺・魔境論』、お送りいただありがとうございました。このテーマは僕にとっても人事ではないものですから、真剣に受け止めて読ませていただいております。正直なところ、本当にサイキックなパワーで人にダメージを与えることが出来るのかどうか、僕に……

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2004/9 満月

拝啓鎌田東二先生先月は「ブルームーン」でした。暦上の一月のうちに満月が二回めぐってくることをこういいます。Onceinabluemoonといえば、「めったいにないことのたとえ」であり、このときに願いをかけると成就するのだそうです。といいながら、そのブルームーンをすっかり過ぎてしまいました。お約束を守れずに申し訳ありません。いいわけめきますが、めずらしく、というか大体2年に一度くらいのペースなのですが、高熱を出して寝込んでいたのです。40度近い熱を扁桃腺から出してしまって、自分でも驚きました。立てない、ということもなかったのですが、ほとんど何もできない状況で、たまたま週末だったのでよ……

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2004/8 満月

拝啓鎌田東二先生本当に暑い日が続いていますね。お元気でしょうか。40度を超える日が7月に何日もあるなんて、ちょっとおかしいですよね。幸い、僕が住んでいる吉祥寺は井の頭公園もありますし、最近越してきたマンションは11階の高層なので、風の抜けも良く、クーラーもさほど必要はないのですが、それにしても、この気候は温暖化の影響なのでしょうか。参院選は、自民党には手痛い結果になったようですね。平和を愛するミュージシャンの方が当選されるなど、少しは希望の見える結果になったのではないでしょうか。それにしても、先生がキナさんの応援にいっていらしたとは。本当に、先生のエネルギーはとどまるところを知らないので……

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2004/7 満月

拝啓鎌田東二先生今、そらに美しい月がかかっていますが、そのかたちは、満月からかなり欠けてしまっております。満月の日にお手紙をお送りするという約束を、またお守りすることができませんでした。どうぞお許しください。現代のペンであるパソコンの調子が悪く、やっとさきほど調整してもらったところです。便利な道具になれすぎてしまうと、ちょっとしたことでこんなに困ってしまうものなのですね。申し訳ありません。さて、今日はこのところ届いた本についてお話をしてみたいと思います。ご存知のように、僕は10代の終わりから20代半ばにかけてイギリスの魔女運動、あるいは新異教運動(Neo-Paganism)にコミット……

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2004/6 満月

拝啓鎌田東二先生またしても、お約束の期日をすぎてしまいましたね。昨夜は満月、今日は満月の日を一日過ぎてすでに月が欠け始めています。月は近日点付近を通過中で、地球にぐっと近い位置にいますから、今回の満月はとりわけ影響力が大きかったのかもしれませんね。早いもので今年はもう半分すぎてしまいました。僕のほうは無事に引越しも終わって落ち着き、スポーツクラブにも通い始めて心機一転した生活サイクルに入っています。ちょっと家を移しただけで、こんなにも街の風景が変化して見えるものなのですね。いかに僕たちが、一種の「惰性」のなかで生きているのかを実感させられます。ニュースでは、小学生の女の子が、やはり小……

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2004/5 満月

拝啓鎌田東二先生陽光が美しい季節になりました。今回の満月(月食)を少しすぎてしまいましたが、お許しください。先生もまたブータンからお戻りになられたのですね。本当にお話を伺っていると、世界中を飛び回っておられるのだなあと思います。さまざまな平和の集まりに参加されて、メッセージを伝えていらっしゃる様子は、僕には、さまざまなクランのシャーマンたちが定期的に一箇所に集まり、さまざまな問題について話合い、祈りあっているヴィジョンを想起させます。先住民族たちのあいだでは、きっとそうした「平和会議」が存在していたのではないでしょうか。そうした会議が、さまざまな紛争を解決する手段になっていたのではな……

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2004/4 満月

拝啓鎌田東二先生今日は雨です。このところ、雨が多いですね。桜がもうこの雨で散ってしまうのでしょうか。けれど、一雨ごとに暖かさがまして季節の変化を感じます。僕の住んでいる吉祥寺は、毎年桜を見に多くの人が訪れますが、毎年毎年、その数が増えてゆくような気がします。昨年から今年にかけては、日本のポップミュージックシーンでは、桜をテーマにしたものが多くヒットしていますが(森山直太郎さんとか川口恭吾さんとか)、やはり桜というものは日本人の心を刺激するシンボルなのですね。もっとも、それが特攻隊を美化するために政府に利用されたという悲しい歴史があるという話も以前には聞きましたが。美しいシンボルは、つねに……

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2004/3 満月

拝啓鎌田東二先生また満月が近づいてきました。くしくも、このレターを書いている今は、あけて三月二日、僕の誕生日になったところです。朝方3時にこうこうと電灯をつけてパソコンに向かっているのですから、まったくエコロジーに反するとしかいいようがありませんね。早寝早起きが最上だとわかってはいるのですが、なかなか実践できません。ついつい、夜にしか原稿が書けないものですから。いよいよ僕も36歳、申年の年男になります。占星術でいえば、3度目の木星回帰(木星は十二支と同じく12年で一回りします)を終えたところ。最近では、大親友の一回り上の人と、逆に一回り下の若者たちと一緒に遊ぶことが多く、三世代の『猿っこ……

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2004/2 満月

拝啓鎌田東二先生早いものでもう2月ですね。節分はどんなふうに過ごされましたか?先生のことですから、「鬼は外」ではなく鬼もなんでもやってこい、なんて(「鬼はうち」ですか)気合をいれて、マージナルなものを招き入れるような流儀ですごされたのではないかなと勝手に想像しております。僕のほうは、とくに節分には何もしないで、ぼんやりとすごしておりましたけれど。節分にあたるころにおけるヨーロッパの季節の祭りとしては聖燭祭がありますね。キャンドルマス。イエスが生後40日目に、当時のユダヤの風習に従ってエルサレムの神殿に連れて行かれて、日本風にいえば「お宮参り」をしたことを祝う祭日です。もっとも、この祝……